木は立ったまま眠っている
戯曲 死んだ眉
男 -やあ
女 -よっ
桜の木が揺れる 等間隔に
やなぎ ー世界は
雲が雲雀に突き刺さる
男、後ろを振り返る
誰もいない が 誰もいない
戯曲 二時三時 「虹」
笹木 揺れる楓の木の下で 振り返る と教室の隅
の黒板がみえる
笹木 もうそろそろ
椎名 なに?
笹木 卒業だね
椎名 うん
椎名 大福を食べる ローソンで買った
笹木 いろいろと・・・
ナ 空の向こうで雲が雲雀みたいに揺れる
本間 走ってくる
本間 よっ!
校庭で走ってでも来たのか,息が荒れている
笹木 どうしたん ホンマに
本間 ど,どうって
s
後半へ続く
まだ有名じゃない〈 三〉
春の悶えるような香りの中で金木犀の薫りを吸
いこんだ笹木はその薫りに驚いて噎せこんだ
遥か上空から旋回してくる鳥が睨みつけるよう
に目を開き樹にとまる
教室の黒板を引っ掻くような奇怪な音が響く
笹木,耳を塞ぐ
「な、なに」
kと呼ばれた少年が五月蝿そうに答える
「ただのノイズ音だろう」
予定,タスクバーとくに無し 始めたこと 掃除とか ストレッチ