まだ有名じゃない(上)
Ⅰ・2
カーテンのすき間からみえる空からクマタカが飛んでいた。
唇を近づけ焦らすように見つめあいそのあと放した
窓の向こうに原子力発電所が見える。
「ふっ」
抱擁したままNが言いMも嗤いながらうなづく。
隣の部室からは歓声が聴こえ
はちみつのような甘い感触は味蕾にふかく遺った。
保健室にはシッカロールの甘い香りが充満したまま柔らかいシーツがしめった
「まだここでは」
「なんで」
身をよじらせ水たまりをよける
魚が泳ぐのはまだ遠い5月である。
【続く】〕
【diary】
真面目の目の部分、人の目・魚の目、鳥の目、虫の目のように
Extensible HyperText Markup Language - Wikipedia
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Wikipedia引用であるが正しくは
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正〈input type=text size8
ぐだ子・・真理値〈P〉と真理値候補〈N〉を混同しとるようじゃが・・
魔手・・気のせいですマスター
ぐだ子・・消耗品費と雑費の違いもわからんのか?
魔手・・気のせいですマスター
ぐだ子・・お前はそれしかいえんのか?
ウィキペタン・・はい
ハイコンテクスト社会に生きる我々はGoogleのページランクを駆使しAmazonのあなたへのおすすめで人々と共鳴し(エコーチェンバー)横断歩道にある信号機の認識を信じ信用と信頼を混合しながら生きている。このまま行くとハイパーコンテキスト社会がハイパーインフレよりも先にやってきてフライドチキンみたいに加工されたN次情報をNAVERまとめで受け取りながら生きるようになるだろう。
図書館の閉架室で三島由紀夫全集の五巻目と中上健次全集の第二巻を読みながらメタ化されたパラ君はオルトのことを想った。
ジョニーウォーカーとカーネルサンダースがいればなんとかなるじゃろ・・
駄文〔まだ有名じゃない〕
まだ有名じゃない
Ⅰ
「ダメだよ。。。」
透明な空気の下で今にも消え入りそうな声が響き渡る。声は振動し閉架下の書庫にまで
振動しトランジスタラジオの周波数のように増幅する。アルコールの消毒液の匂いが
打ち寄せる波のように染み渡りニーハイとソックスが触れ合う。閉じられたカーテン
が風に揺れそこから世界へと繋がってる。二人はまだ世界を知らなかった。モンシロ
が風に舞いじゃんけんをするように寄りそって飛んでいた。桜の木より透明な未成年
は囁いた。
「ブロンズ像のそばは
「それは」
身体をよじり抵抗しようとする。やがて静かに身を委ね海になる。
葡萄はまだ収穫されていない。
〔感想〕
台風の日に働いた掏摸揺れるぽりいぷ
台風の静かの海はすぷうんのやうに揺れり
台風コロッケ食べた次の日学校を休んだそれだけ
アルベルト・ルイ・サンチェス「空気の名前」・・・霧のノートルダム・巴里を想わせ
スプーンをかき混ぜる。(何を思って?」月ノ美兎・・・リアルタイムストラテジー
攻略中。FPS寄りじゃないのかな?カルヴィーノの三部作とステファン・マンクーゾ
「植物は知性を持っている」「植物は未来を知っている」は同じ問題圏を扱っている
中村文則「掏摸」「王国」昏い領域を相対主義的な視点から取り扱っていて刺激を
受けた。童田久遠・・・時間は永遠の奴隷永遠は時間のしもべ